YOASOBI
音楽の話。
YOASOBIという人たち(人?)バンドなのかソロなのかも知らないけれど年末の紅白に出たとか出なかったとか、いや出たんですよね?見てないから知らないけど。でもこの曲はFM802で流れてくるので知ってる。耳馴染みの良いJ-POPなのかなあ、くらいの知識しかない。
アルバム通してちゃんと聴いた。この気恥ずかしさは嫌いじゃないんだけど、このビートの単調さと音色・音圧のショボさが世間で許容されてるのはちょっと信じたがたい。少なくとも家のスピーカーで聴く音楽じゃないですね
— 宇野維正 (@uno_kore) 2021年1月18日
THE BOOK by YOASOBI https://t.co/3by0Aqozun
という 音楽評論家の宇野維正さんのツイートを起点として
音楽評論家に聞きたいんだけど「ショボい音色・音圧」ってなに?
が、はてなでは少し盛り上がっていた模様。事情通なのか
「プリセット・低音圧」批判とかいう「今時Flash使ってないサイトとかw」的議論
みたいなものもありました。
要は、YOASOBIの曲の音色・音圧に関して悪いとか、いや今どきはこうだとか、そんな議論。
音色に限定して言うならば「その音色が好きならばそれで良し」に尽きると思う。
テレビで1万円のヴァイオリンの音と1億円のヴァイオリンの音を聞き分けられるか、みたいなバラエティ・ショウがあるけれど、チープなものの方が好みならそれで良し。以上。解散。ということだと思います。
自分はガレージ・パンクというジャンルの音楽が好きなのです。家の車庫で練習してるような兄ちゃんたちがレコード出したようなパンクバンドです。なので音質も練度も最悪。だけどそこが愛おしい、みたいなジャンルです。ギターウルフの初期作とか聴けばいいとおもうけど、あの音質に燃えるみたいなところがあるんですよね。音質悪いの最高。
だから質が良いこと=良い物だとは思ってないのです。質の悪いものを好む嗜好というのもあるから。
テクノだってファミコンみたいな音のロウファイなテクノもあるし。そうLo-Fiなんですよ。キーワードは。
シンセサイザーの音だって凝ったものも良いし、プリセット音(工場出荷時にセットされてる音色)を使って雰囲気を醸し出してるものもある。NONA REEVESの曲なんかにもそういうのあって、そこでは80年代っぽさが醸し出されてる。それが良い。
音色の好みなんて人それぞれだし時代によって変わるのだから。以上。解散。
でももうちょっと言いたいことがあるので書きます。これをお聴きください。
これもFM802でよく流れてた。
前述のYOASOBIの曲もそうだけど、ここらへんの曲を聴くとみんな「アニメのオープニング曲?」みたいに思う。キャラクターが次々登場して、監督誰それ、作画誰それ、みたいなスタッフロールがでてくるのが目に見えるよう。そしてサビの盛り上がるところで主人公の活躍シーンみたいな。アニソンに聞こえる。
この2曲だけじゃなくてラジオから流れてくる最近のJ-POPを聴いてるとみんな「アニメのオープニング曲?」みたいな感じがするんですよね。そういう構成が流行ってるのかなあ。良い悪いじゃないけど最近の曲を聞くたびにそんな感想を持っています。