戦争
ロシアがウクライナに侵攻した。ニュースを断片的に見ているだけではあるけれど、不安でいたたまれない気持ちになる。そして怒りも。
国際政治にも軍事情報にも明るくない。自分の知っている範囲でそのようなことを今更開陳するつもりもない。おっさんという人種はそういうことをやりがちだけれど。
ただ一言だけ言うとするならば
戦争反対
という定型句に過ぎない。
権力者、為政者の決断によって戦禍に巻き込まれたりしたくない。死にたくないし誰も死なせたくない。誰かの命令によって。
現地の状況をSNSで知らせるものもあるが、それらの中には現在のウクライナ、ロシアの状況を伝えるものではないフェイクも混じっているらしい。何が本当なのかも分からない。だから如何に掲げる引用も嘘なのかも知れないが本当であって欲しいと思いながら取り上げてみたい。
Russian media reports that “No to war” graffitis have appeared in many spots in #Moscow. pic.twitter.com/uOi22SFNjn
— Anastasiia Lapatina (@lapatina_) 2022年2月23日
モスクワで戦争反対の落書きが多く見られるというもの。彼の国でそんなことを主張する危険性は如何ばかりだろうかと思うけれど。その勇気を賞賛したい。
ロシアのツイッターのトレンドを調べると1位に"нетвойне"とありますが、これを和訳すると「戦争反対」となります。ロシア政府は暴走していますがロシア国民はまだ正気なのです。ここまで事態が悪化してしまった今ではどうか民衆の力で戦争を止めてほしいと願うしかありません。 #нетвойне pic.twitter.com/NjYE48uWsU
— コウラ (@kouratei) 2022年2月24日
ロシアのツイッタートレンドに戦争反対( #нетвойне )の言葉がトレンドになっているというもの。ロシアとは国の名前だけれど、その実態は国民であって、国は権力者のものではない。市民に共感し連帯の気持ちが湧く。
Video of Ukrainian father saying goodbye to his kids while he stays behind to fight.
— Peter Yang (@petergyang) 2022年2月24日
Fuck war.
pic.twitter.com/rvIzotI8pE
戦闘に参加するために子供と分かれるウクライナ人の父親。
このような悲しみがあることこそが戦争の悲劇で、我々は彼らにこそ共感するべきだと思う。
ウクライナの女性がロシア兵に向かって「あなた誰、何しに来たの」と詰問する様子。
ウクライナ人の気持ちが分かる。ただ、ビデオを観ると自制した様子のロシア兵の態度にも共感する。彼も戦争がしたくてやってるわけでもない。
またぞろ憲法9条のことを取り上げて話題にする人も多いようだ。戦争、交戦権の放棄をうたった条文であることは周知の通り。日本国内にこの憲法があっても軍事大国が攻めてきたら空文ではないかという批判が多々ある。でも日本政府としては自衛権の発動による自衛戦争は認めているわけだし、個別的自衛権だけでなく、近年は集団的自衛権による防衛のための武力行使も可能としたのじゃなかったっけ?
そんな話をするつもりじゃなかった。俺が言いたいのは
#fuck_war
ということに尽きる。
戦争とそれで損得を勘定するような政治家や商売人や株価にしか関心がない奴らや権力者の立場でものを言う奴らを憎む。青いと言われても構わない。俺はそいつらを憎む。