都会の空

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東京暮らしている人には、この「空が広い」という意味がわからない人もいるかもしれないけど、そこに見える空と山は本当に広く、新鮮に心に響いた。

東京で数年過ごした人が田舎に帰って空の広さを実感したという話。だいぶ分かる。東京は高層の建物があるだけじゃなく密集した都会なので上を見上げてもそのフレームに何かしらの建物があるんですよね。全面空なんて高層ビルの屋上じゃないと味わえないかも。

仕事の出張で3ヶ月ほど東京の世田谷区に仮住まいしたことがあるけれど、その時思ったのは都会の底で暮らしている感覚だった。谷底に住む人がいつも周囲の山の斜面が迫ってるような感じかだろうか。なんだか埋もれていく感じ。
大阪の市内で暮らしたこともあるけれど淀川という広い川の傍で河川敷にいけば広い空があった。こういう場所がないと自分には閉塞感があるなと思った覚えがある。
あと、東京は山が見えないのですよね。関西に住んでいるとどこでも山が見える。大阪の中心部からでも生駒山は見えるし、神戸は六甲、京都は比叡山が見える。山が見えないのはなんだかとても関西人にはきつい。

都会の底で暮らしていると、そこから這い上がろうというような気持ちになるんじゃないだろうか。意識高い系なんて言われる人たちがいるけれど、あれも都会の底から浮かび上がって何者かに成りたいという気持ちのあらわれじゃないだろうか。そんな気がしているのです。